時は初夏、4人で大阪遠征した時のお話。
今回は地方遠征の楽しみ方について解説できればと思う。
僕は定期的に遠征する。
趣味だ。
あと少し病気だ。
現役凄腕ナンパ師たちは全国に足を伸ばすのだが、
今の僕はゆるゆるやっているので地方都市が限度。
ご当地の箱(クラブ)に行くのも好きなので、あまり田舎すぎるところは避けている。
お気に入りは大阪と福岡。
というか過疎地域でのストリートを楽しむドMナンパ師たちは本当に凄い。
街が枯れるのが早すぎて普通は楽しめない。
さて、この日の登場人物を紹介しよう。
・サイコパス
同じ男友達の彼女を2人連続で食して別れさせるも絶縁されない強者。
「おれブスでも全然大丈夫だからホテルいかない?」で連れ出しを成功させる。
・練習生T(トトロ似)
非モテ。
僕による肉体と精神改造によってパチンカス→チンカスへの進化を遂げた。
・友人の猿(猿)
普通に猿。
2泊3日。
目的は即。
男たちの戦いが始まる。
大阪着弾
伊丹空港に着くなりそれぞれバラバラのホテルへ。
少し休んで食事は各々済ませる。
観光なんて一切しない。
旅行ではなく遠征。
2泊3日。
目的は即。
18時に難波集合。
ヤバい。
トトロの服がクソダサい。
なぜ着替えた。
シマウマなのか虎なのかわからん柄のシャツ。
野生感=ワイルド系を目指した結果らしい。
死んでほしい。切実に。
そしてサイコが来ない。
と思ったら既にソロナンパを開始していた。
サイコなので放置。
さて、難波という土地を選んだのはもちろん意味がある。
ストナンをする場合、土地勘は非常に重要な要素で、
ナンパが上手い(即が上手い)人はその土地を熟知していることが多い。
普段は特に何も考えずに新宿や恵比寿でナンパをしているが、
なんとなくの感覚でどの時間帯にどこへ行けば案件(女性)が多いか知っているからだ。
それが遠征では通用しない。
遠征前に徹底的にリサーチしていく。
大阪ナンパ関連のブログを読み漁ったり…。
2ちゃんのナンパスレを読み漁ったり…。
Googleストリートビューでエア徘徊したり…。
大阪Youtuberのナンパ動画を見てみたり…。
そこで出した結論が難波だった。
案件が若い。20代前半が中心。
深夜まで街が枯れない。
プランとしては難波でローラー作戦→クラブの流れ。
ホテルの立地も超重要。
勿論、ナンパする場所からホテルまで歩くルートも考えてある。
概ねホテルまで徒歩5~10分以内で設計したほうが成功率が格段に上がる。
これは自宅を使う場合も同じ。
ステップは3つだ。
①声かけ
②連れ出し
③ホテル搬送
②をすっ飛ばして①→③にダイブすることを弾丸即という。
僕は普通にワイワイしたいので弾丸即はあまり好まないが、
この日は性欲の化け物と化していたのに加え、
早くに結果を出して勢いをつけたかったのでまず弾丸即を狙うことにした。
ローラー開始
グリコサイン付近は案件の宝庫。
既にサイコはガンガンいってる状況。
猿とトトロにコンビを組ませ、僕もソロで弾丸即を狙う。
トトロは見習いなので僕のナンパを見ながら、まずコンビの連れ出しが目標。
そういえば大阪に着弾してからサイコと一言も会話していない。
サイコなので放置。
さて、都民が遠征した時に使える魔法のルーティーンがある。
「東京から来たんだけど」だ。
マジな話これだけで抱けることがある。
なんか知らんが東京に憧れでもあるのか。
早速ローラー開始。
早速身近に居たショートヘア金髪に突撃。
スマホ弄ってるので隣に立つ。
れ「やっほー!お姉さん観光客?」
ショートヘア「え?いえ違いますけど?」
れ「いまスマホで(難波 テキーラ)って調べてたでしょ?」
ショートヘア「調べてないですw」
れ「めちゃくちゃ飲みに行きたそうな顔してるのに?」
ショートヘア「まあ飲みには行くんですけどね」
れ「飲みに行くんだ?実は東京から旅行で来ててさ、あまり地理感ないから地元の人に教えてもらいたくて声かけたんだよね」
ショートヘア「へー!東京から!」
れ「そうそう。お姉さん難波詳しそうだしお店一緒に連れてってよ!」
ショートヘア「私は良いけど彼氏に聞かんとわからないです」
れ「そっかー、一旦彼氏と別れられない?」
ショートヘア「無理ですww」
れ「てかさ、東京来たことある?」
ショートヘア「何回かありますよ!ディズニーとか!」
れ「それ千葉じゃんw 東京来たら逆に案内させてよ」
ショートヘア「ほんまですか?それは良いですね!」
れ「じゃあ彼氏が来る前にLINEだけちょうだい」
ショートヘア「はい!」
放流…。
1案件目でLゲできたからまあ良いか。
「彼氏」とか「予定がある」とか連れ出し断りに繋がるワードが来たら、
それに対して真正面から返答せずに話題を逸らす。
「てかさ、東京きたことある?」
この時点でLINE交換にシフトして話題を逸らした。
自分にとって都合の悪い流れになった際、
自分のトークで切り替えができないと詰む。
ブリッジトークというものだが、ある程度のパターンは用意しておこう。
さてトトロ達は…。
ん!?
なんかおじさんに写真撮られてる…。
グリコポーズで…。
ドン引きした僕は一旦トトロ達をシカトして次の案件に向かう。
ぴえん系出現
1時間で数人当たってみて、観光地なのでオープンはするが連れ出しできず。
時間的にもそろそろ成果が欲しい。
するとそこへぴえん系が。
少し歩くとホスト街だし珍しくはないのか?
まあいい。ギリいけるレベル。
れ「お姉さん、観光客ですか?」
ぴえん「違う」
れ「てかめっちゃ酒飲みたそうだよねw」
ぴえん「もう飲んだ」
れ「はやっ、たしかにテキーラの匂いするわ」
ぴえん「テキーラは飲んでない」
なかなかの塩オープン。
まだ全然粘る。
れ「飲んでないんかい。今から二次会行くの?」
ぴえん「一旦帰る」
次の予定まで時間があるから一旦帰るのか?
連れ出しいけるか?
れ「じゃあまた戻ってくるじゃん」
ぴえん「うん」
れ「てか俺東京から来ててさ、友達と待ち合わせしてるんだけど遅れるらしいのよ。暇しちゃって声かけたんだけど、30分だけ飲まない?」
ぴえん「ええよ。お兄さんイケメンやし」
きたあああああああ
褒められて素直に喜ぶアラサー。
ずいぶんと塩だがこれは弾丸即を狙える案件と判断。
レベル的にも時間をかけて仕上げるコストは払えない。
仕掛ける。
僕「じゃあちょっとこっち方面歩こ」
ホテルに向かって歩く。
ここからだと徒歩7~8分くらいか。
弾丸即の流れは極めてシンプル。
声かけ→コンビニ→ホテル
以上!
即系ナンパ師はみんな全く同じ順路を辿る。
ホテル近くのコンビニの位置は必ず把握しておく。
そしてトークもほぼみんな同じ台本を使う。
「ちょっと水買うからコンビニよっていい?」→YES
「おすすめのお酒教えてよ」→YES
「何かデザート選んで」→YES
「てか泊ってるホテルすぐそこだから、部屋でゆっくり飲もう」
→YES or NO
この段階であまりに強く拒否される場合、深追いしないほうが良い。
「そっか、30分しか時間ないし店入ってもすぐ出るから、また今度にしよっか」
いけそうならLINEだけ貰っておいて放流。
難しい案件に時間をかけるくらいなら別案件に声かけしたほうが良い。
「絶対何もしないから」も弾丸即の場合はNG。
その発言を理由に部屋でグダられ、時間を無駄にすることになる。
ぴえんに上記ルーティーンをぶち込む。
普通にOK。
ちなみにぴえんはストゼロを買ってた。
あれぴえん共通の飲料なのか?
ホテルに入り部屋で軽く和む。
うーん、やはり可愛くないが…。
弾丸即に贅沢は言わねえ!!
即!
正直、射精する気はなかった。
弾丸即でテンションを上げたかっただけだ。
しかし一瞬の気の緩み…。
性欲の化け物と化した僕…。
というか普通にぴえんがちょいポチャで抱き心地が良かった。
はい。射精してしまいました。
めちゃくちゃ疲れて寝落ち。
起きると1時間半が経過…。
トトロから鬼電きてる。
ぴえんを起こしてホテル前で放流。
LINE聞き忘れた。
一旦ホテルに戻って髪とか直したい。
というか眠い。非常に眠い。
クラブは行きたいし、一度仮眠とって支度するか。
その時、トトロから着信。
トトロ「激アツギャル2人組です!至急お願いします!」
れ「すぐに行く。震えて待て。」
ちなみにこの頃サイコは21歳JDを即ったらしい。
ちなみにドブス。
雑食の鏡。
トトロ&猿コンビと合流
時刻は21時。
ギャルを2人調達して居酒屋インしているとのこと。
疲れた身体に鞭を打って競歩で向かう。
合流するとトトロと猿が軽快にトークを盛り上げて和み中。
トトロ「2人は何友達なの?」
ギャルA「高校の友達」
トトロ「仕事は何してるの?」
ギャルA「アパレルー」
トトロ「休みの日は何してるの?」
ギャルA「えーまあ飲んだりとか」
猿「ウキー!」
ギャルB「ウケるw」
地獄か。
トトロの質問攻めは後で教育するとして、まずこの場の立て直し。
れ「ういすー。お、Youtuberいるじゃん。あれでしょ?パイパン姉妹」
ギャルA「いやだれやねんwww」
れ「こっちのセリフw え、だれw」
トトロ「さっき出会ったアイリちゃんとアミちゃんです!」
れ「おうよろしくサツキとノブヨ!」
アミ「話聞けしw」
たしかに2人ともギャル系。
アイリは高身長ミニスカ細み。Aランク。
アミは中身長スキニー細み。Bランク。
2人とも兵庫出身の22歳。
僕はアイリをいきたいが、まあせっかくなのでトトロと猿のサポートに回ることに。
猿は自分で仕上げられるのでトトロのサポート。
トトロがモテる男だということを遠回しに刷り込んでいく。
30分くらいトークを盛り上げて店変え打診。
これが通り2軒目へ。
タイマンデートと同じでシチュエーション変更は有効。
事前に調べておいたスタンディングバーに入店。
Voyager Stand Osaka - ボイジャースタンド
飲み放題1,000円。
入ってみると結構ナンパ師が多い。
ここで更に飲んで和む。
アイリは僕が刺さっている模様。
肩くんでも抵抗なし。ずっと隣にいる。
テキーラ2ショットずつくらい回してセパ打診。
れ「アイリさー、ちょっとコンビニ一緒に付いてきてよ。迷子になりそう」
アイリ「ええよー!」
れ「あ、猿も一緒に来て!」
猿「ウキー!」
ここでアイリと猿を連れ出し。
移動中。
れ「一旦ホテルに3人で入って俺抜けるから、あとは任せた」
猿「かしこまりました。仰せのままに」
急に人に進化する猿。
これがモノリスより与えられし人智だ。
れ「あっち盛り上がってそうだったから3人でちょっと飲もう!」
アイリ「おっけー!」
れ「コンビニで買い出しするか」
コンビニで酒とつまみを買って猿ホテルにイン。
10分くらい和む。
れ「ごめんスマホの電源切れちゃってさ、アイリのスマホ一瞬借りていい?トトロに電話しとく!」
アイリ「いいよー!」
もちろん嘘だ。
スマホを取り上げてホテルを出る。
こうしておくことでアミとアイリを完全に分断できる。
どちらかが友達に連絡すると言い出した時のための回避策だ。
普通に考えたら僕は猿にスマホを借りれば良いだけなのだが、
なぜか気付かれない。自然に言えば大抵OKする。
一応本当に電話はかける。
あとで見られた時の為だ。
アイリは猿に任せて僕はバーへ戻る。
慣れているナンパ師同士ならセパった後は放置でOKだが、トトロは違う。
手のかかる森の精霊なのだ。
案の定、戻ったらまだバーに居た。
連れ出し打診もしていないのだろう。
れ「ただいまー」
アミ「おかえり!あれ?アイリは?」
れ「ごめん俺が電話してる間にはぐれちゃって、たぶん今ホテルだわw」
アミ「えー!ほんまに!?うちどうしよ!?」
れ「まあそのうち連絡くるっしょ。3人で出ようぜ」
アミ「マジかー。アイリに電話してみる!」
ほらきた。
僕のポケットで振動するスマホ。
アミ「でーへんわ」
当たり前だ。
れ「そのうち連絡くるって!いこ」
3人で出てさっきと全く同じルートを辿る。
コンビニで買い出し。
れ「俺らこの後クラブ行くから一旦休むわ。ホテルで3人でゆっくり飲も」
トトロの部屋へイン。
この時、猿からLINE。
「任務完了」
賢い猿だ。
トトロ「じゃあ飲もうかー」
れ「猿に一回電話してみるから、2人でちょっと飲んでて!」
部屋を出てホテルのロビーで猿とLINE。
アイリはまだ寝ているらしい。
1人でグダグダしているとサイコからLINE。
「40歳Eカップ即りました!」
…。
こいつは大阪まで来て40代を抱いて嬉しいのだろうか。
いや、考えるのはよそう。
気がおかしくなる。
時刻は23時前。
トトロはアミとホテル。
無事に即れているだろうか。
トトロ以外で集合することに。
猿はアイリを起こして出てきた。
アイリにスマホを返す。
アイリ「あーアミから電話きてる」
れ「アミもトトロとホテル入ったから、まあそっとしとこ」
アイリ「マジで?w」
大阪の夜は更けていく。